ええと Google Android を試してみました。
実は、亀田は以前から
「PCはこれからはダメになる。」
と言ってきました。一つは、ケータイの進歩が凄い、って事があったんですよね。
恐らくPC需要層とケータイ層と二極化するだろう、と。PCは特に「プログラミング目的」のマニアのマシンと化すだろう、と。
実際、若年層へのPCの魅力は年々減ってきてる模様で、PC族は半分オジサン族御用達と化してるんですよね。
5年くらい前、そう言う事を言ってた時、あんまフツーの人には理解されなかったんですが、
「ああ、ケータイってPDA化するかもしれませんね。」
とSEの人に賛同されて、ああ、PDA化する、って言えばいいのかな?と。それからPDA化、って言うようにしたんですが。
その後、Googleがどんどん台頭してきて(具体的にはGmail登場以降)、ASP(Application Service Provider)がネットの重要な位置を占めてきたのです。
と言うか、ケータイの世界では殆どASPが命だったんですよね。docomo陣営と「その他」(特にKDDI陣営)が競ってたのは、コンテンツの優劣。つまり、ASPがどうなのか、ってのが「容量・機能ともに制限されていた」ケータイの命で、そう言う意味では「PCで言うネットの構造」ってのがどんどんケータイに近づいて来た、とも言えるわけです。
この二つがクロスするトコはどこなんだろ?と。そう思っていた矢先のiPhone登場。つまり、いわゆる「スマートフォン」が登場してきたのです。
正直、僕はiPhoneは触ったこと無いんですが、ケータイとしての使い勝手はあまり良くないのでは、と今は思っています。が、それでも今後こういう様式が定番化し、もっと小型化するやもしれません。そしてGoogleのandroid登場。受ける日本のケータイ会社。
OSとしてはFreeBSD系(iPhone)、Linux系(Google Android)、日本のケータイ(主にOSはTRON)と言う3者三つ巴で、OSの争いとしてはPCより面白いんですよね(笑)。もうどんどんやってくれ、と(笑)。どれが勝つかは知りませんが、日本製OSのTRONもスマートフォンとして打ち返す可能性もありますしね(笑)。
適当に戦って、優劣が付いて、値段が安くなった辺りでスマートフォンを買おう、とか思っています(笑)。一消費者としては。
まあ、ケータイに関しては「予想通り」だったんですけど、ネットブックの登場ってのは正直読めませんでしたね。本家PDAと言うか。ネット端末と言うか。こーゆー「超廉価版ノートPC」ってのは理論上は「あり得た」んですが、ハードで利益上げなきゃいけないハードメーカーが「そんなのやるんだろうか?」と思ってましたし、基本的に「高性能PC」が好きなワタシは、そんな商品はあり得ないだろう、と思ってたんですが、台湾のメーカーが先鞭付けてからとんでも無い状況になってきています。そして、将来的にはこの「ネットブック」が一番売れるPCになるんだろうな。なりますよ。絶対なる。
言い換えると「古典的なコンピュータの世界」に戻ってきてるんですよね。サーバークライアントモデル。確かに「端末」だけだったらそんなに高性能じゃなくてもいい、って事なんですよね。時代は分散コンピューティングを経由して集中型に先祖返りした感じです。
今後、スマートフォンとネットブックが「共存」関係でいられるのか?亀田的には「どっちかが生き残る」ような気がしています。スマートフォン vs. ネットブックの戦いになるでしょうね。と言うのもこの二つは殆ど価格帯が一緒だから、です。
汎用性では、現時点ではネットブックの方が上でしょう。ただし、ケータイ陣営と違って、ネットブックにはOSの問題がある。「ハードウェア的には4年前のハードウェアレベル」と揶揄されるネットブックの場合、正直言ってWindows XP 「でも」大き過ぎますし重すぎます。元祖ネットブックであるASUS Eee PC の最初のヴァージョンが日本でリリースされた時、SSDの容量は8GB。その殆どがXPに取られてしまって、マトモに駆動するのがツラい、と言われてたのは記憶に新しいです。
その後、SSDよりもハードディスクをやっぱり用いて、容量的に解決を試みようとしてたんですが、基本、ネットブックは本来、Linuxをアテにして開発されたようなトコがあるんで根本的にWindowsを駆動するのは無理があると思っています。その上、今秋に投入されるネットブックには「容量がより大きい」Windows 7 が投入される予定なんで、基本キツい状況は続きます。
本当の事言うと、Microsoftはネットブックに売れてほしく無いんですよね。と言うのも、Windowsのアップグレード→ハードウェアリクアイアメントの上昇→ハードが売れる、と言うのがPC業界の商売のサイクルなんで、「消費者が低価格/低機能PCで満足する」と言う状況は本来だったら避けたい筈、なんです。だからネットブック市場が「使い物にならない」ってんで頭打ちになってくれたら、Microsoftとしては本当は有難い。
消費者の対抗手段としては、OSに「非Windows系OSを採用」する、って事なんですが、一般的な感覚としては「慣れないOS」には移りたくない、ってのがあるでしょう。実際、現時点ではLinux系OSって芳しくない気がします。鳴り物入りで登場した
gOSはヴァージョン3になって、GNOME採用、と軽量化の道を諦めたように見えますし、また、同社のCloud OSも現在ネット上では公開されていません。と言う事は内情が分からない。
「重い」ネットブックに比べるとスマートフォンの方が現時点では勝っているように見えるのです。
とまあ、そんな中での Google Chrome OS のアナウンスだったんですけど。
笑っちゃったのが
次の記事。
「Chrome OSは1年半後まで出てこない上に、彼らは既にOSを発表している」と同氏はGoogleのスマートフォン向けOS「Android」を指して語った。
「Googleが決断できないのか、どんな問題があるのか、わたしには分からない。だが、わたしが前に調べたところでは、クライアントOSは2つも要らない」とバルマー氏は言う。「OSは1つでいい」
ここで指してる「1つでいい」と言うOSは暗黙にWindowsを指してるのか。それとも「やるなら1つだけOSをリリースしろ」との助言なのか。
真意は分からないんですが、一方、Googleにとっては
- Microsoftの開発体制と違い、フルスクラッチでOSを作る必要性はない。
- プラットフォームの判断を迷っている。
だけだと思うんですよね。
1番に関しては言わずもがな、でしょう。「Windows」の場合は単一ベンダーがリリースしているOSなんで、作るとしたら「本当に一から」作る可能性が高いです。いや、あくまで「比較的」と言う意味なんですが。いずれにせよ、カーネルからデザインする必要は無いですし、オープンソースのリソースもたくさんある。Microsoftが考えている「OSの作り方」とは根本的に違うわけです。だからGoogleにとっては余計なお世話と言えば余計なお世話なのです(笑)。
僕が注目してるのは2番目の方なんですよね。これがまさしく、前半で語っていた通りの部分で、要するに今後発展しそうなプラットフォームが2種類ある、と。勢いが付くのがどっちなのか分からん。だから「並列で走らせよう」ってだけの話なんだと思います。
考えてみれば、Googleの立場ってのは90年代のSONY的な観点なんですよ。まあ、経緯は違って、SONYの場合はBetaが失敗したんで、次世代「マルチメディア」がどうなるか読めなかった。ただし、SONYの業績は好調だったんで、次世代マルチメディア機器として考えてたのがスーファミ互換CD-ROM機(それこそ開発コードネームはPlayStation)、それとPhillipsのCD-iだったんですよね。んで、両方走らせてみて「どっちに転ぶか」見てみようと。
残念ながら任天堂との蜜月が終わっちゃったんで、独自にゲーム機「PlayStation」を開発して、その後の据置型家庭用ゲーム機の覇権を握ったんですが、いずれにせよ、その辺のSONYの「立場」とオーバーラップして見えるのです。
Googleとしては「スマートフォンもネットブックもどちらも有望に見える」ってだけでしょう。それでどっちかがハマればもう片方を斬る。これはGoogleがいつもやってる事なんで驚くに値しません。
要するに可笑しかったのが、Microsoftの「ソフトウェアはデスクトップ用として売るものだ」と言う思考の呪縛の部分だったんです。Googleは似たようなWebアプリを複数リリースして、何かがユーザーに支持されればもう一方は「平気で潰す」会社なのです。テクノロジーの部分は残りますし、所詮サーバーベースなんで「売って生計立ててるわけじゃない」。このネット型企業の「やり方」はMicrosoftの思考回路じゃ「信じられない無駄」に見える辺りが面白かったのです。
それはさておき。
GoogleがOSをリリースする、ってのは嬉しい事なんですが、一つだけ不安があるんですよ。
それは。
Googleが配布しているデスクトップアプリケーションが大して良くない
って部分なんです。
いや、Windows版は違いますよ。でも僕が気になっているのはLinux版のGoogleのアプリケーションなんです。正直そんなに感心しない。
「Googleのアプリは素晴らしいです!!!」
って思ってるLinuxユーザーってどれだけいんのかな?正直あんまいないのでは、と。
Windows使っていた時、例えばPicasaも素晴らしいし、Google Earthも素晴らしいと思いました。「わあ、すげえ!!!」と。でもLinux使い出してからそんなに思わなくなっちゃってるんですよね。
どうしてか。
- GNOMEのルックアンドフィールから浮きまくっている。
- フォントが汚いし、すぐ豆腐化する。
- Linuxネイティヴのアプリなのか疑わしい。
多分この3つなんです。
特に2番なんですけど、Ubuntu使っていて、例えばPicasaやGoogle Earthのフォントの豆腐化(フォントが正常表示されないで□になる)で悩まされた人って結構いるんじゃないのかな?解決法はあったりなかったり。
まず、第1の問題としては、Web上での典型的なUTF-8の覇者であるGoogleはデスクトップアプリでは「そーじゃない」ってのが露呈した形になってる、って事なんです。原因は実はGoogleがオープンソース系企業としては「一番」Windows依存のアプリを作っている、と言う事。これが全ての元凶なんです。
Googleの社内のPCの7/8は非Windows、って話なんですが、それでどーしてこうななるんだ、と謎だらけなんです(笑)。
そして、次に来るのが3番で、Googleが「Linux用」って謳ってるアプリって、恐らくWine経由で起動してるヤツばっか、なんですよ。つまり、実は純粋な「Linux用アプリケーション」ってのはいままで一回もリリースした事ねえんじゃねえのかな。思いつかん。何かあったっけ?
最終的に還元されるのが1番の問題で、結局「見た目がダサい」って事になる。触りたくねえんだよな、デスクトップ環境から浮きまくってるアプリケーションってのは。
これはおかしい。
Cygwinとか
minGWとかあるんだから、「クロスコンパイル」可能な筈なんですが、GoogleがリリースするアプリってのはWindows依存の度合いが「かなり激しい」ものばっか、です。と言う事は、Windows APIを使いまくってる、って事でしょう。オープンソース企業としては殆どあり得ない事ばっかやってるんですよ。
LinuxではGoogle Chromeが正式リリースされてないんで、このLinux用正規版が「正式に」リリースされたら、恐らくGoogleがリリースする「初の」Linuxネイティヴのアプリケーションになるんじゃねえのかな?それにしたって、オリジナルがWindows用に最適化しまくってるんで、移植はかなり難航してるんじゃないでしょうか?当初の話だと6月にはリリースって話だったんですが、もはや8月に突入しています(爆)。
さて、デスクトップアプリケーションがこう言う有様の歴史なんですから、果たしてGoogle Chrome OSで「使う」アプリってのは「マトモ」なのか否か?これが唯一の不安で、かつ「最大の」不安なんです。Googleは今まで見てきた通り、デスクトップ分野に限定すると「Windowsべったり」なのです。
あるいは全部Webアプリになるのか?それはそれでしこたま「使い辛そうな」OSになる事は間違い無いですよね。選択肢が無い。
まあ、そう言うわけで、Google Chrome OS は「期待はしてる」んですが、ある種評価は厳しくなりそうですよね。果たしてGoogleがLinuxネイティブのアプリを「マトモに」作れるのか?
その漠然とした疑惑が理由なのかどうか知りませんが、最近脚光を浴びてるのがGoogleのAndroidをPCで動かそう、ってネタですね。
いや、ネタ的には以前からあったんですよ。ただ、「所詮ケータイ用OS」なんで、一部の好事家しか興味持たれなかったんですよね。開発者向けのネタと言うか。
ただ、最近Google Chrome OSのリリースがアナウンスされたんで、「予習代わりにAndroidでも動かしてみっか」と言う記事が結構増えてます。んで、僕もその流れに乗ってみました。
ええと、Androidでは最近「Live Android」と言うプロジェクトが出来たらしく、isoイメージは
ここにあります。
んで、何故かリストのトップに上がっているのはUSBメモリの為のイメージなんですよね。LiveCDで動かしたい人はもっと下にある、
の「2つ」をダウンロードします。2つですよ、2つ。合わせて200Mbに満たないのに何故か前後編で分けてるメンド臭さです(苦笑)。
Linuxユーザーは端末使ってこの2つのisoイメージを1つにします。コマンドは以下の通り。
cat liveandroidv0.2.iso.001 liveandroidv0.2.iso.002 > liveandroidv0.2.iso
クソメンドくせえなあ。
んで、この合成したisoイメージをCDに焼いて、出来上がり、と。この辺は普通のLinuxディストロと同じですね。
VirtualBoxで使ってみて、動画上げようかと考えてたんですよ。でも止めた。
所詮ケータイ用であって実用に耐えないから。
ってのがその理由です。
「んなの当たり前でしょ?」
って言われるかもしれませんが、下心があって、使えるようなら、うちにある
2003年製のNEC LaVie LL700 で動かすには丁度手頃なんじゃねえのかな、とか思ったから、です。
2003年製のPCだったらスペック的にはネットブックと大して変わりませんし、と言う事は既にUbuntuなんかのLinux動かすのも結構重くて大変なんです。XPも当然重いし。Androidが快適だったら、今年の10月にリリース予定のChrome OSまでの「繋ぎ」としては良いかな、とか考えてたのです。
(良く、Chrome OSは「来年出荷」って書かれているブログ記事を見かけますが、僕が元記事を読む限り、「来年リリース」なのはChrome OS「搭載の」ネットブックの事で、Chrome OS「自体」は今年の10月にリリース予定だと思っています。)
でもダメ。使い物にならん。
日本語設定は簡単なんですよ。それこそsettings→Locale & text→Select localeでJapaneseを選択すればあっけない程簡単に表示を日本語化出来ます。
また、いろんな切り替えはWindowsキーなんですよね。これも問題無く動作します。
ただ、ねえ~~~。
- 日本語をどーやって入力していいのか分からん。
- それどころか、キーボード入力は受け付けるが、Shiftキーが使えない。つまり、例えば@とか打つのをどーすれば良いのかサッパリ分からん。
- シャットダウンの方法が不明。
いや、ホント。
やっぱ「ケータイのインターフェースに」特化してるんですよね。ポインタもマウスで動かすと反応鈍いし。いや、設定変えられるのかもしれませんが。
とにかく、キーボードをどう使えばいいのか、サッパリ分からんのは致命的です。そうなるとどうしようもない。
ええと、Androidを切る場合は「いきなり」電源落として良いらしいんですけどね。まあ、ケータイだしな。でもPCで動かすとこれは怖いんですよ(笑)。
Androidは端末も搭載してるんdねすが、
shutdown
と打とうと
logout
と打とうと
permission deniedって言われるだけ。
sudoも不可。まあ、ケータイだからね。でもルートでログイン出来るのか?ルートでログイン出来るケータイとか危なそうだよな。
まあ、そんなワケで、ファーストインプ列ションは「サイテー」でした。もちろん、専用ケータイ端末を使えばまた意見違うのかもしれませんがね。
少なくとも、PC用の常用OSとしてはキツいです。所詮話のネタですよね。
Moblinとかさ、色々「モバイル向け」Linuxとか、クラウドOSとか言ってますけど、まだまだ「形になっていない」ものを指している段階だよな、とか思います。言葉が一人歩き状態ですよね、今のとこ。実用性は全然無さそうです。